
INSPIRATION
季節の過渡期、ホテルマーケターが提案するウェルネスルーティン
知る人ぞ知る、1泊2日の回復メソッド
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長かった夏が過ぎ去る頃、身体は季節の移ろいをいち早く察知します。
猛暑と湿気に苛まれる中で積み重なった微かな疲労は、いつの間にか日常にささやかなオーバーロードをもたらし始めます。十分な睡眠をとったはずなのにすっきりせず、些細なことにも疲れやすくなったりするように。
季節が装いを変える今こそ、自分自身を優しく労わる「真のホスピタリティ」が必要な瞬間です。

おもてなしに最も近い産業で働くということは、お客様に提案してきた細やかなケアを、自分自身へ直に贈る機会に恵まれているということでもあります。ホテルが常に追求しているのは、結局のところ「どうすれば訪れる人がより心安らげるか」なのですから。
疲れた心身をそっと宥め、次の季節を迎える準備を。現役のホテルマーケターが実践する、季節の節目に寄り添う1泊2日の回復ルーティンをご紹介します。



UH Continental Seoul, UH Seoul Insadong
1. 遠くはないけれど、プライベートな隠れ家を探す
移動にエネルギーを使いすぎてしまうと、本来の目的である回復のための余裕が削られてしまいます。仕事や日常生活の領域から程よく離れつつも、帰路に負担のない都心の場所が適しています。
「回復」がテーマであるだけに、室内で完全な静寂を享受できるかも重要なポイントです。そのため、賑やかなスポットや混雑しすぎている観光地は避けたほうが無難でしょう。
ソウルであれば、個人的には「四大門(南大門、東大門、西大門、北大門)の内側」を目安にしています。鍾路、仁寺洞、光化門、徳寿宮周辺特有の静けさと深みのある歴史性が、心を自然と落ち着かせてくれるからです。


UH Continental Seoul, UH Seoul Insadong
2. チェックイン後30分のスパ + デジタルデトックス
チェックインを済ませ、ウェルカムフードのおもてなしを受けたら、迷わず客室へ向かいます。
すぐにプライベートスパにお湯を張り、湯船が満たされる間に簡単に荷物を整理します。外で着ていた服は丁寧に畳んでおき、着心地の良いルームウェアやバスローブを出しておきます。

軽くシャワーを浴びた後、30分間のスパルーティンを始めます。澄んだ温水に身を委ねるだけでも十分ですが、森林の香りなど好みのバスボムを添えるのもおすすめです。冷水で濡らした小さなタオルを頭の上にのせておくと、上半身にのぼせた熱を逃がすのに役立ちます。
このルーティンの要は、過程のあいだスマートフォンの電源を切っておくことです。夏の間ずっと刺激に晒されてきた脳を休ませ、自然と浮かんでくる雑念をそのまま流す時間です。ようやく疲れ切っていた精神にも、静かな余白が生まれます。


Head Spa STONEHOUSE (UH Continental Seoul, UH Suite the COEX)
3. 頭皮を整え、思考を空っぽにするヘッドスパ
温かいスパで心身を十分にほぐしたら、次は紫外線と熱気に晒された頭皮と頭の中をリセットする番です。ホテル内、または近くであらかじめ予約しておいたヘッドスパを訪れます。


1対1のカウンセリングを通して夏の間刺激を受けた頭皮の状態を確認し、ディープクレンジングと軽めの指圧で筋肉をほぐします。
特に「ヘッドスパ ストーンハウス」のシ그ネチャープログラムである「ストーンフロー」は、温かいストーンを用いて頭皮の血行を促進し、残った疲労感を和らげるのに効果的です。
温かく流れ落ちる湯の音に身を委ねて横になっていると、頭皮の不快感はもちろん、夏の間頭を悩ませていた複雑な雑念まで綺麗に洗い流されていくような感覚を覚えます。心を穏やかに導くアロマの香りは嬉しいおまけです。

クリニックを訪れて肌状態の診断を受けた後、クーリングモデリングパックをリクエストしたり、必要に応じて軽めのアクアピールで老廃物を整えます。大がかりで刺激の強い施術ではなく、現在の肌状態を落ち着いてチェックする時間です。


Obliv Clinic (UH Seoul Insadong), RE:NINE Clinic (UH Continental Seoul)
例えば、UH Suite ソウル仁寺洞や UH Suite コンチネンタルソウル、UH Flat シグネチャー江南、UH Flat ザ・瑞草 新館では、宿泊客向けのスキンケアプログラムを利用できます。ホテルの外へ遠出することなく、リラックスした時間の流れを途切れさせずに保てるわけです。

過ぎ去ったこの四半期を心の中で静かに振り返り, これからの四半期で何に集中したいかを考えてみます。
眠りにつく前には、側頭部、首や鎖骨、脇の下など、筋肉が凝りやすい部分をかっさでマッサージすることもあります。遮光カーテンを閉め、暗闇に身を委ねます。一日の最後まで自分自身を労わる時間です。


UH Continental Seoul, UH Seoul Insadong
チェックアウト後、再び日常へと戻る道。特別なことがあったわけでも、遠くへ出かけたわけでもないのに、不思議と足取りが軽くなります。
上質な休息とは日常を忘れさせるものではなく、再び日常へと戻るための力を養ってくれるものなのですから。